この映画は、自分の死期を自覚した主人公渡邊勘治が、そのことによって、死への恐怖や自暴自棄や逃げたい気持ちを乗り越えて、行うべきことを見つけ最後の時間を本当の意味で生き切った様を描いている。
役所仕事…
病院の待合室での「軽い胃潰瘍と言われたら末期の胃癌」という話が患者の想像で、実際は本当に軽い胃潰瘍だけど間に受けて死を意識したら生き生きした、って話かと思ったら本当に末期癌だった
志村喬の呆然とした…
【燃え尽きゆく命の美学―――『生きる』】
〈二度目の誕生日〉
役所の部下である女性・小田切とよと交流を深めていくうちに、彼女に生き方のヒントを求め始めた渡邊は新しいものを生み出すという目標に辿り着…
黒澤明監督(1910-1998)の黒澤ヒューマニズムの頂点ともいえる今も世界中で愛される名作。
主演 志村喬 市民課の課長 渡邊
♪命短し恋せよ乙女〜♪
主人公が余命が短いことを悩み、居酒屋で…
残りの力で
昔は告知しなかったのか。
患者の一人から聞いた顛末が自分の症状と合い、
ビクビクしつつ受診したらあの男の言った通りに
話が進む。
医者もなんと言うか、
患者のことを考えてないようにと…
生きるとは
全てのシーン、言動が何か突き刺さる。仕事・家族への向き合い方、見栄、責任逃れ・・・
見て良かったと思える映画。
市役所に勤める渡辺さん
ただ仕事をこなすだけの状態で20年くらい”死んだ…
編集の上手さが際立つ。
普通であればラストは市民側から渡辺さんがどれだけ助力してくれたか、動いてくれたかを描写すると思う。
しかし常に通夜の場面にて自己批判的に落とし込んでいく。
しかも1度は盛り上…
1952年
生きる=死
お役所仕事をデフォルメした表現とはいえ本当、たらい回しで向上心ないなあ、と思う。(今でもそう感じると言うことは、ずっと体勢変わらず?)
誰より事勿れ主義の主人公は、ミイ…
冒頭でナレーターが「現時点ではただのつまらない男」みたいなこと言うのが辛辣で面白い。
渡邊(志村喬)が時に絶望を隠さず、時に微笑みで不安を隠しながらうなだれる姿が印象的。
残り時間の三分の一程度を残…
主人公がもごもごいうところに
いらいらしたけど、死ぬ間際になってやりたいことを見つけて生き返ったんだなと。
(ハッピバースデーの歌は新しく生まれ変わった的な意味?)
ラストは死んでから役所の人がなん…