知人にハーモニカを習っている独身老年男性がいるのですが、彼が亡くなったら『生きる』のお葬式みたいになるんだろう、と勝手に思って、仲間内で話にのぼるたびに、このお葬式シーンのモノマネをします。
下らな…
余命幾ばくもないことを知った初老の男。
役所の市民課長として過ごした今までの人生の無意味さへの後悔から、彼は人生に意味を残すために行動を起こす。
凄い。
重いけど本当に人生の意味について考えさせら…
黒澤明は時代劇から現代劇まで様々なジャンルの作品を作っているが、よく考えてみると、彼の現代劇はほとんど観ていないな…と。
『生きる』はそんな黒澤監督が描く現代劇の代表作のひとつ。
先日、『生きる…
3回観賞。
何度見てもこの映画の余韻が好き。
「生きる」
まさに、この題名が最大のテーマ。
生きるとはなんなのか。
あらすじは。
主人公は公務員。日々、同じ時間に起きて仕事に行って寝て。仕事とい…
死んでいたように働いていた男が、自分の命が残りわずかだということを知り、文字通り「生き」始める。自分の本当のやりたいことってなんだろう。挙動不審に己と向き合い探し続ける姿、息子の若い頃を思い返し立ち…
>>続きを読む志村喬の演技に心うたれた。喋るたびに音量を上げなければいけないのは難儀だったが。
地回りヤクザを退けさせる死期せまる表情や息子に死病を伝えきれずうつむく背中、左右非対称になったみじめな病人の表情か…