TAMU

EXITのTAMUのレビュー・感想・評価

EXIT(2019年製作の映画)
4.0
もうね〜、感謝で胸いっぱいw
俺のユナが、言い換えれば少女時代のビジュアル担当イム・ユナ様が、体を張った演技を見せる!

本国では940万越えの動員記録であり、490万の『工作』のほぼ倍の記録を出した本作。

昼間の公園で鉄棒を使いまくって体を鍛えるニートのヨンナム(チョ・ジョンソク)が、両親の古希のお祝いに訪れたホテルでバッタリと、かつて振られた相手ウィジュ(ユナ)に出会い更に毒ガステロに巻き込まれる。

という半笑いの脚本を全編コメディタッチでやり遂げる。

毒ガスは白い色で示され、その色が付いた範囲の空気を吸う場合のみ毒にやられてしまう、といったゲーム感覚のルールが冒頭に示されるものの、サリン事件を記憶している我が身としては何だかな、といった気がしないでもない本作。

個人的には、そんなことを指摘する輩は全員嫌いになるほど、本作におけるユナの輝きは秀逸!

少女時代の活動期に見ることは無かった、全力で叫ぶユナ、「ヨンナムのケーセッキ」と罵るユナ、「今度返して」とはにかむユナ、等見たかったユナが詰まってる!

ユナの見たことのない表情を確認する度に胸が詰まり、目頭が熱くなり、冒頭の通り監督への感謝が止まらなくなり、ちょいちょい涙がこぼれる始末ww

まだまだ枠はあると思っている韓国映画におけるアクション女子。チョン・ジヒョン、キム・オクビンの後を継ぐ女優としてのユナへの才覚を禁じ得ない。

ユナの次回作が決まりますように。
正直、本作におけるアクションは、まだまだ伸びシロがあるのでは、と感じるところはある。それだけに更にかっこいいユナを見てみたいと期待は膨らむばかり。

ところで本作にカメオ出演しているらしいイ・ドンフィに気づけなかったことに悔やまれる。
TAMU

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