なんのために生まれてなんのために生きるのか?
不変的なテーマで描かれる、黒澤明監督の傑作の一作にして邦画クラシック。
今、こういう作品を作ろとしてもこうはいかない、もっと大上段に構えてもっと大きな何…
遅かれ早かれ必ず死ぬ運命なのを忘れちゃいけないなって。「後悔する経験は絶対にある。だけど、死ぬ時思い出す後悔が少なければいい」って高校時代の担任が言ってた!
お葬式のシーン自分を納得させるための言い…
志村喬の潤んだ目を見開いた絶望の表情がずるい。そして工事中の表情。ヤクザへの薄笑い。ハッピーバースデーの演出。渡邊の余生と家族関係だけを描くんじゃなくて、お役所仕事に対する皮肉をしっかり描いてくれた…
>>続きを読む作り手の人間に対する理解が深いなと感じる。最後、市民課の面々は通夜の場ではノリで調子の良いことを言っていただけで、心根は全く変わっていないというところが、非常に悲観的かつ現実的で、甘っちょろくなくて…
>>続きを読む自分の死に自覚的になった時に、人生が自分にのしかかる。
虚しさの中にも熱が宿って、なにかが起きたりする。相変わらずなことも、たくさんあるんですけどね。
生活と人生は違うということを重厚に伝えてくれる…
温め続けた、初、黒澤明作品。生きる。
余命宣告をされた公務員が自分の人生を振り返り、残りの人生を見つめ直すヒューマンドラマ。
正直白黒だし古い映画だし、見るのキツイかな〜とか思ってたんだけど、、…
久しく、こんなに高く点をつける。
仕事一徹だった父が私が働き始める時にぜひこれを観なさいと言ってくれた。
戦後すぐに生まれた父からは、夕時に公園で遊んでいると母が自分の名前を呼びに来たと懐かしげに…