第二次長州征伐で長州から襲撃された小倉の老舗質屋主人笠智衆は、尊攘派で奇兵隊監軍山縣有朋とも親交があり、息子横山準は奇兵隊贔屓。小倉藩士原保美は、「大日本史」を託して、白村江敗戦を機に防人を常駐して…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
弱い男性ほど威勢を張る。
愛国教育を受けてきた男性たちは、戦後をどう考え、死ぬまで過ごしたのだろう。。。→あとで丸山眞男の本を読む
出兵する兵士たちの顔が全員悲しい。
1944年の陸軍が後援の作品…
親子3代60年にわたる、幕末から日清・日朗戦争と移り変わる日本の軍国主義を物語っている。
田中絹代さんが演じる母の、ラストの母視点になる姿がとても切なく涙が溢れる。
どうか無事に生きて帰ってこれ…
第二次世界大戦中に 陸軍の全面協力のもと制作されているので
表向きは 戦意高揚の為のプロパガンダ映画なのですが、
ラストの 出兵する息子を母親が見送るシーンで
実は反戦映画なのだと分かります。
も…
太平洋戦争3周年記念として陸軍省が松竹に依頼したプロパガンダ映画。1944年12月公開。木下監督の四作目。ラストシーン(6分半)が有名で、木下監督の伝記映画「はじまりのみち」(2013)で丸ごと引用…
>>続きを読む戦時下に木下恵介が陸軍省の依頼で撮った戦意高揚の国策映画(の皮を被った反戦映画)。
「男の子は天子様からの預かりもの」
「ただ死ぬだけじゃいかん、五箇条(軍人勅諭)のお教えに殉ぜねば」
全編通し…
『はじまりのみち』からの鑑賞になります。
87分という時間のなかに、三代に渡ってお国のために生きた一家の歴史が濃厚に描かれていて、改めて日本の富国強兵政策の国民に与えた強い力を感じました。
これ…
松竹株式会社