#twcn
ソルグよかったね(T_T)
か、変わった映画だった。
編集が。
そ、そういう監督だったw
大好きなピョン・ソンヒョン監督の新作は結構大きなテーマですね。
ヒップホップ、セックス、同性愛ときて政治ですか。
すべてが"生活"に関することで地続き。
金大中をモデルにした一人の政治家ソルグとソルグの選挙コーディネーター、イ・ソンギュン씨のお話。
あとわたしの大好きなキム・ソンオ씨も3作続けて登場。
みんな大好きなキム秘書も一緒です。
チョ・ウジン씨はこの路線でいくのかな??
もうめっちゃ政界やと思いますよw
ほかの役思い出せへんもんw
いや~でもなかなかすごいですよね。
民主化運動革命期の"政治家"の話やもんね。
なのにアクションも暴力も一切なし。
ちょっとお鍋がボンッていったくらいやしね。
かと言って焦点はソルグの語る政治信条や民主運動でもない。
これは…これは…ソルグとイ・ソンギュン씨のバディではないか!
ありそうでなかったよね…
てかソンギュン씨は声がめちゃくちゃいいですね。
ちょっと忘れてたw
目的をとるか手段をとるか。
叶えたい目的はなんなのか。
目的のために犠牲を強いるのは"罪"なのか。
そして大儀のためにどこまで自分は犠牲になれるのか…
思ったより深いぞ??
そしてわりと説明が少ない映画ですね。
あんまり韓国社会がわからない人に親切じゃない。
俺たちは"7級公務員"を観てるから国家情報院について詳しいとはいえ警察やと思った人もいるのでは?
KCIA見たの久しぶりかも。
あと全羅道と慶尚道の争いは私でもそんなに詳しくないですからね。
チョ・ウジン씨が途中「南北じゃなく東西に分けただけ」って言ってたのいい台詞やな、と思ったのですがわたしは京都人なので右左上下でしか説明できないので
韓国の下の方で
右が大阪(慶尚道。釜山らへん)
左が京都(全羅道。光州や済州島のあるとこ)
と思うとわかりやすい。
都心から遠くお互い距離は近いけど仲良くないです。
どっちにしろ田舎。
てかこの辺の韓国史は色々映画にしてくれてありがとうw
好きですね民主化どうこうってやつ。
我らがソルグは志は高いが話が長い。
ソンギュン씨に言わせれば非効率だそうで…
一介のパートタイム薬剤師であるソンギュン씨がソルグに惚れて無給で選挙マネージャーをかって出る。
ソンギュン씨の繰り出す戦術は頭脳戦。
人間心理をうまく利用し自陣の票の獲得より敵陣の票をどんどん減らしてゆく。
序盤の民衆投票懐柔とかのシークエンスはテンポ良く分かりやすく笑える。
ピョン・ソンヒョンお得意のHIPHOP演出ですね。
手際よくカット割りが細かい。
だんだんソルグが力を付け一筋縄ではいかなくなるとどんどん難しくなります。
相手の一手も二手も先を読み、こうしたらああするからその時にすっと手を差し伸べる。
若き政治家3人組が闘志を燃やして定食屋の前で会合してるとことかいいっすよねw
なんでおっさん覗いてんねんw
党内の総統選とか政党の色みとかの説明もないですしね。
まあ金大中のことあんまり知らない人いないから…
総統選おもしろかったな。
3人とも志は同じ。
俺の箸で食べるかあいつの箸で食べるかってだけのゲームでしかないのに権力というパワーが手に入るとなるとみんな目の色変えちゃって。
過半数、白票、派閥…政治をチーム戦になぞらえるとエモいですよね。
この時代はそこかしこでみんな喫煙してて女性も少ないしスーツや髪型よりも時代感じますよね。
そして大一番の大統領選を迎え…る前のエモいお話が史実なら金大中は大した人ですよ。
みんなで成し遂げたい目標の"みんな"の中から一番信頼してる人を切り捨てるんやもん…エモい(T_T)
でもソンギュン씨が権力を得たい(政治家になりたい)みたいなとこはイマイチ掴めず…秘めた思いなのかしら??
そうなると大儀より欲を優先することになり…果たしてそれで得た目標は本当に目指すところやったのかな?というミステリーも残り…
大した映画ですよ。
ここまで映画的な"画"を排除した政治もの・史実ものなんてよく知らない外国人からするとわからなかったりつまらなかったりしても不思議じゃないのに"演劇"として成立してるのは役者陣の説得力とピョン・ソンヒョンらしいHIPHOP的な編集ではないでしょうか?
このひとは"人間"を描くのほんと向いてる(T_T)
作品もそこまでコンスタントではないのでじっくり練り上げて作るタイプなのかな?と思うと今のペースを維持しつつ次作を楽しみに待ちたいと思います♪
はあ好き❤
見ながらソンギュン씨の奥さん日本の俳優さんに似てる…って考えてたんですけどもともとキム・セビョク씨は日本語が話せるからかw
"ひと夏のファンタジア"もっとたくさんの方が見ててもいいのにな…
新
日本語字幕:小寺 由香