リリ

ソウルフル・ワールドのリリのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ジャズミュージシャンを夢見る、音楽教師のジョー。ようやくチャンスを掴みかけたとき、不慮の事故で危篤状態に。彼が迷い込んだ先は、人が生まれる前の魂(ソウル)の世界だった。

そこでジョーが出会ったのは「22番」という名もないソウル。
これまでの輪廻転生を通して、地球は生きづらいと感じていた22番は、生まれることを断固拒否していた。

二人はひょんなことから地球へ降り立つ。
そこでジョーの人生を実体験した22番は、
美味しい食べ物、人との関わり、舞い散る落ち葉にさえ『きらめき』を感じ、もう一度、この世に生まれてみたいと決意する。

ジョーは22番を優しく見届け、日常に戻る。
最後に辿り着いたシンプルな答えは
『一瞬一瞬を大切に生きる』ことだった。

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ジョーが人生を回想するシーンが涙必至。

たとえ生きる目的がなくても、小さな幸せに気付ける毎日があれば、それで良い!!

最後、手を離した後の22番の不安そうな背中が愛おしく切ない。どうか幸せな人生を送って欲しい。

(ゾーンに入ってあちらの世界に行くという発想が面白すぎて笑った)
(後で気づいたけど、ソウルの世界のスタッフたちが望月通陽さんのイラストに激似)
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