y

ソウルフル・ワールドのyのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

色彩と音楽とデザインが綺麗でチームラボくらいのヒーリング効果がある。

映像も内容も充実してるけど派手なところはなく、大人向けな印象。

意味に縛られて心が切り離されてしまうことを迷子のソウルとして表現したり、必要なこと以外を切り落として掛け替えない出会いを逃していることを行きつけの床屋でのやり取りで描くのは、作品の世界観を最大限活かしてて感動した。

あとジェリーが全知全能的な立ち位置じゃなくて、あくまで“運営”として描かれてたのが絶妙でかなり好み。
テリーは規律を守ることに意義を感じてるけど、ジェリーは柔軟というか…、
テリーと話を付けたって言いつつただただ誤魔化してるだけのとことか、穏やかな物腰とミスマッチな適当さでめっちゃ笑った😌

「生きる意味など必要ない」「単純だ」と笑うシーンあるけど、あれも真理というよりジェリーの一つの考えであって、生きる意味を見出すこと自体を否定する意図はこの作品にはないのかなと思った。
まぁ生きる意味を持つのは単純でわかりやすく、だからこそ目標が達成されたときに立ち往生してしまう…というのはガッツリ描かれてたけど笑
y

y