スクリーン2番

ソウルフル・ワールドのスクリーン2番のレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.0
大人向けに作られたピクサー映画。子供が観て退屈に感じそうなディズニー作品って珍しいね。だけどその分、ガチのマジで大人の心を射止めに来てる。
生きるとは。そんな大層なテーマ掲げてる割には堅苦しくないし、肩肘も張ってない。

哲学チックな話で、伝えたいことも抽象的なのに、スっと入ってくる感じ。
生きる目的とか、そんな高いハードルは必要なくて、その時その時起きた事をありのままに喜ぶこと、それそのものが生きること。

登場するキャラクター達の顔が、駅前とかによくある似顔絵屋さんが描くタッチに似ていて面白かった(人の顔の特徴を誇張して描くやつ)
だから表情の動きも大きいし、感情の変化も伝わりやすいし、やっぱアニメで表現できることの幅って大きいんだなって思った。
往年のピクサー映画よりも顔の描き方がブサイク寄りなのはポリコレが関係しているのかもしれないけど、まぁ邪魔になってないし良いんじゃない。