このレビューはネタバレを含みます
この作品を予告編で観て以来、公開を待っていたら
コロナ禍になり
劇場で公開されず、配信されるまで待機状態になった作品
ある意味思い出深い、実写ムーランもそうだった
ついに今鑑賞したわけだけど
予告当時期待したところが
主人公の職業でもありアイデンティティが
ピアノジャズであることから
ストーリー展開上すばらしい音楽シーンがあるだろう。ということと
生死の境と魂、人生の再生を描く作品だと思ったからその面でも期待しつつ
実際に観た時に感じたこととしては
相変わらずの世界観をつくり描写することに長けていることと
映像と動きの美しさ滑らかさはすばらしいものの
自分の期待の部分とは温度差があったかなと
いうのも
どちらかというと死後の世界というか
転生も含めて、ロジックというか
理性で描かれているように思われて、それが悪いとかではなく
システマチックなあの世の表現で
先ほども申し上げたとおり、その世界観の設定、形成はすばらしい
でもシステマチックであるがゆえに
主人公の現世に戻りたい。結果戻れました
ということにも感情的な起伏がそう必要ではなく
しばらく自分の事情と22番の事情のぶつけ合いを観ていて
ややエゴっぽい。
その2人の友情とお互いに影響を与え合った物語。として観れば良いと思うけど
自分の期待とズレてるところが
引っかかりとしてはあったくらい
普通に楽しめる