カトコウ

ソウルフル・ワールドのカトコウのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品を予告編で観て以来、公開を待っていたら

コロナ禍になり
劇場で公開されず、配信されるまで待機状態になった作品
ある意味思い出深い、実写ムーランもそうだった

ついに今鑑賞したわけだけど
予告当時期待したところが

主人公の職業でもありアイデンティティが
ピアノジャズであることから
ストーリー展開上すばらしい音楽シーンがあるだろう。ということと

生死の境と魂、人生の再生を描く作品だと思ったからその面でも期待しつつ

実際に観た時に感じたこととしては
相変わらずの世界観をつくり描写することに長けていることと
映像と動きの美しさ滑らかさはすばらしいものの

自分の期待の部分とは温度差があったかなと
いうのも

どちらかというと死後の世界というか
転生も含めて、ロジックというか
理性で描かれているように思われて、それが悪いとかではなく

システマチックなあの世の表現で
先ほども申し上げたとおり、その世界観の設定、形成はすばらしい

でもシステマチックであるがゆえに
主人公の現世に戻りたい。結果戻れました
ということにも感情的な起伏がそう必要ではなく

しばらく自分の事情と22番の事情のぶつけ合いを観ていて
ややエゴっぽい。
その2人の友情とお互いに影響を与え合った物語。として観れば良いと思うけど

自分の期待とズレてるところが
引っかかりとしてはあったくらい

普通に楽しめる
カトコウ

カトコウ