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ソウルフル・ワールドの440のレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.0
初めての感動
初めての興奮

客観的に見たら
自分に足りなかったものに気づいた

映画館で鑑賞したくて楽しみに待ってたのに、まさかの吹き替え上映しかないので諦めておうち鑑賞。
ジェイミー・フォックスとティナ・フェイの声がとてもマッチしてて最高だったな。

ピクサー作品なので生き生きとした描写や音楽の使い方は予想通りハイクオリティ。
ディズニー映画お約束のオープニング「星に願いを」の入りからもう素敵すぎた。

今までの努力が報われ、お声がかかった正規雇用の先生としての道を選ぶか?
それともジャズプレーヤーの夢を追うのか?

音楽教師のジョーは事故が原因で、魂の世界に迷い込んでしまう。
その世界で出会った問題児22番と共に地上の世界で大冒険をするお話です。

観終わった直後は「そんな都合良くやり直しは出来ないだろ」と思ってしまったが、序盤でのアクシデント描写や、魂の世界と現生、死後の世界の関係をしっかり説明しないあたりなんか抜け目ない。
まぁ粗探しすれば色々出てきそうだけど、この作品から受け取るメッセージはやっぱり刺さる。

人として大切なものや悔いを残さない生き方とは?
客観的に観た時自分ってどう見えるんだろう?
腰を据えて考える機会なんて普通に生活していたらあまり無いけど、根が単純な俺はこういう作品を鑑賞する事が自分を見つめ直すきっかけになってるように思う。
そういう意味でも人生を形成する上で、映画の力を強く感じます。

後半の展開は綺麗すぎる気もするけど、観ている観客へ「今からでも遅くはないよ」って背中を押すような結末にさすがだなと思いました。

ピクサーの完璧な名作群と比較して観終わった後の満足度は低く感じましたが、後半のライブ後にジョーの心境が変わるシーンはグッと来たなぁ。

長年の夢に一歩近づいたのに
意外と冷静だった自分

この描写は飛び抜けて素晴らしかったです。
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