よい話にできていた、とは思うのですが、何処かがちょっと引っかかる?
身体は魂の入れ物で、死んだら魂が抜け出て別の世界へ〜
それはアジア圏の宗教による死生観だと思っていたのだけれど、アジアによらず西洋世界でも通じるものなんだろうか?
そうした思い込みがあるせいか、その描き方にぎこちなさを感じるのかな〜
あと、なんてことない普通の暮らしが尊いなんて言いたいトコロは分かるのだけれど、なんてことない生活の描き方が、目一杯盛って盛ってキラキラ綺麗な景色の描写と、反対に冴えなくて地味っとした地下鉄の同乗者達なんてのは(彼らだって普通の暮らしの美しさを感じながら生きているだろうに)ちょっとズルいなって思うのでした。
とは言え、コロナ禍の当時、閉鎖されていた劇場が多く配信のみとなったらしき今作が、こうやって公開さらることになったのはうれしい!