テーマが一緒なので『PERFCT DAYS』との関連は避けられない。
『PERFCT DAYS』を見た時、自分は平山の生き方をカッコいいと思う一方で、人によっては張り合いのないつまらない生き方に見えるとも思ったんだけれども、むしろそういう人生の目標があるとか、張り合いのある生き方をしている人の方がより考えるべきことだとこの映画を見て思った。目先のタスクに追われている自分への戒めもあるけれど。
内容については『PERFCT DAYS』がひたすら画でテーマを訴えかける一方で、本作は画だけでなく理屈でも伝えてくるのが印象的。自分は日々を丁寧に生きるべき理由っていうのは、毎日がより充実するのに越したことはないからぐらいに捉えてたんだけど、本作ではその部分をメメントモリみたいな考えから掘り下げていてすごい納得感があった。
あとは演奏シーンとか音楽がいい。映画館でもやってくれてありがとう。