ソウルフル・ワールドのらんでぃのネタバレレビュー・内容・結末

ジャズ・ミュージシャンになる夢が叶う寸前だったジョーが不思議な世界に迷い込み、そこで出会ったソウル・22番と冒険をくり広げる話。

ちょっと期待しすぎていたかも。言わんとしている事は凄くよくわかるし、自分も同じような考え方なんだけど、ちょっと回りくどくて説教くさすぎた気もする。
夢や目標を叶えることだけが人生ではないっていう教えは今の時代には大切なことだし、今まで目を向けられなかった『夢を持てない子供達』に寄り添った優しい考え方だと思うんだけど、それをより伝えるためなのか、ジョーが夢を叶えた後に空虚感に襲われるというシーンは個人的にはあまり好きではなかった。夢が叶ったら叶ったでそれはとても嬉しい事だしそこは相反することではないと思うんだけどな。ターゲットをとことん絞ってこういう話になったのかもしれないから悪い訳ではないんだけどね。
22番のキャラクターがあまり好きになれなかったのも微妙だった原因の一つかなぁ。もうほっとけよそんな奴ってなっちゃった。生憎俺はこの映画みたいに優しくないもので。