外面

ソウルフル・ワールドの外面のネタバレレビュー・内容・結末

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

大人向けでびっくり!馬鹿なので初っ端の世界設定の説明理解ギリギリでした、、。

22番が体に入って触れる世界の美しさの描写が私が大事にしてる過去の情景としっかり重なっててそのことに泣けた。電車から見える景色、上京して初めて乗った京急線から見える東京の景色とこの先の生活へのワクワクとか、母と涙を堪えて別れた後に1人で乗ったJRから見た夕焼けとかと同じものを感じて死んだ。あの景色と寂しさと自立が私を大人にしてくれてる。

私は音楽が好きですが、音楽を仕事にせずつまらん仕事をしながら音楽を趣味にしています。が、この頃本当にそれでいいのかなーと漠然と感じつつ生きています。そんな中見て、やりがいは仕事に直結しなくていい=今の私でも良いと意外な角度で現状を肯定された気がしてほっとして泣けた。
なんか全体的に今回は感動で泣くというより今までの私の生き方でもいいよ〜って言ってもらえた安心で泣けたみたいなところがある。上で書いた「感動の場面が私の記憶と重なる」というのも結局、今までこういうの感じながら自分なりに歩んでこれたよな〜という肯定みたいで嬉しかったんだ〜!!

エンドロール、JUJUの奇跡を望むならが流れたんですけど普通に爆泣きでJUJUのライブ来た人みたいになった。今は空の上にいるおばあちゃんが幼い私と2人きりの時「最近JUJU好きなんだ〜」と話してくれて私はそれをふーん程度で聞いていたんだけど、おばあちゃんが空に行った後親戚の集まりの中でそのことをふっと話したらJUJU好きの事実を私以外知らずにいたということがあり、なんとなく特別なアーティストなのです。元気で色んなことを皆に話してたおばあちゃんと私の2人だけの秘密だったんだな〜という嬉しさとその思い出の懐かしさと歌詞と歌唱力で色々やられてしまいました。映画関係なさすぎますね。歌詞全部泣ける。
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