kazu1961

前田建設ファンタジー営業部のkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
▪️Title : 「前田建設ファンタジー営業部」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:2020
▪️JP Release Date :2020/01/31
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-463
🕰Running Time:115分
▪️My Review
“地球の危機だから!”。マジンガーZの格納庫を作る。。。締めて70億円強。
めっちゃ面白いですねーこの作品。ファンタジー営業部の人達、協力会社の人達、皆さんの熱さが乗り移ってきます。熱い涙が出そうにまでなりました。
驚きますよね。この会社、この企画は実在するんですね。むしろ人気のあまり、マジンガーZ以降もシリーズ化までされています。
やっぱり共鳴していくのは、マジンガーZというアニメファンタジーが題材になってる事と、上司に押し付けられて嫌々やっているうちに、気持ちに変化が訪れるという、「巻き込まれ型」のストーリーであり、成長物語」にもなっている事が要因ですよね。観る私たちは主人公たちと同じスタート地点から、右も左もわからないまま物語に呑み込まれていきます。この物語自体に興味もなく『マジンガーZ』も知らない、というところからでも入り込めるのではないでしょうか?
「アニメの設定を現実化する」というアプローチは、アニメや特撮の世界を現実化したケースを科学的に論じる『空想科学読本』のような感じですね。本作の面白い部分は、専門家ではなく広報グループの社員が中心となって進めたプロジェクトであるということで私たちも一緒になって考えることができるからなんですね。
本作、前田建設工業が連載している、架空の世界の建造物を実際に作ったらどうなるかを工期、工費を含めて検証するウェブコンテンツを映画化しています。検証第1弾「マジンガーZ」地下格納庫編を基に、上司が発案した突飛な企画を実現しようと奮闘するサラリーマンたちを描きます。主演の高杉真宙、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明のほか、上地雄輔、本多力、岸井ゆきのらが共演。脚本をヨーロッパ企画の上田誠、監督を『賭ケグルイ』シリーズなどの英勉が務めました。

▪️Overview
ダム、トンネルなど数々の大プロジェクトに携わってきた前田建設工業株式会社が、「アニメやゲームに登場する建造物を実際に作ったらどうなるか?」を本格的に検証するWEBコンテンツ「前田建設ファンタジー営業部」を実写映画化。2003年、バブル崩壊後の建設業界。前田建設の広報グループ長は、「アニメ『マジンガーZ』の出撃シーンに登場する地下格納庫を現状の技術と材料で建設したらどうなるのか?」を検証するWEB連載を提案する。広報グループの若手社員・土井は嫌々ながらもプロジェクトに携わるうち、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う社内外の技術者たちの姿を目の当たりにし、意味のないことだと思っていた業務に本気で取り組むようになっていく。高杉真宙が主演を務め、上地雄輔、岸井ゆきのが共演。「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる劇団ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がけ、「あさひなぐ」「賭ケグルイ」の英勉監督がメガホンをとった。(引用:映画. com)
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