ところどころ100年前に見えなかったり、街娘なのに急に社交ダンスが踊れたり、あの時代に箸の使い方が異様に上手かったり...ツッコミどころは多くあれど、話の構成としてはかなり楽しめた。
とにかくロビンが最高!!!
主演を食うほどロビンの魅力が爆発してる。
「折り畳み椅子」が最後の伏線になっているのは胸熱な展開だけど、自分が奥さんだったら立場無さすぎる。
見どころとしては、指揮をする時の衣装や髪型が徐々に男性的なものからラメをあしらった華やかなものに変わっていくところ。指揮界への女性の進出やアントニアの成長を物語っている気がした。
エンドロールって大体ハッピーエンドな感じの説明が流れることが多いけど、今回は最後の最後まで女性指揮者の居場所の無さを思い知らされる。。
本当に歯痒かったのが、主人公の役者さんの指揮の演技が硬すぎたところ。名指揮者という設定には無理があった...
個人的に"""圧巻の演奏✨😭"""を期待していたので、壮大なオーケストラで感動させるというよりは、一人の女性の成長譚という感じで、落ち着いた作品にまとまっていた印象。もう少し感動させられる振れ幅があったかもしれない...
(↑物語が良かったからこその苦言なので、全体としてはかなりの高評価)