ちろる

恋の門のちろるのレビュー・感想・評価

恋の門(2004年製作の映画)
3.6
やばい、全て崩壊してる 笑
シュールな展開、ぶっ飛びキャクター率100パーセントだし突然ミュージカルみたいに踊りだしたりする。ストーリーは違うけど「モテキ」をもっとカオスにした雰囲気。
はじめ、普通のかわいい女の子だった酒井若菜さんがどんどん、(まぁ初めからかもだけど)崩壊していく様が気持ちよくって松田龍平の変わり者ぶりとの不協和音がどんどん大きくなって、どうしようもなくはちゃめちゃな恋愛見せつけられてるのになぜだか応援したくなる。
一見プロットも崩壊してるようにも見えるけど、所々に何か納得する部分もある。
みんなみんな自分の世界はまとも、でも他の人の信じてる世界はちょっとおかしいって拒絶する。
そういう身勝手さがこの世には沢山あって、それを超えるほどの愛してみない??っていう愛の奇跡を見せつけてくる。
だから結局最後まで楽しめた。キャスティング勝ちかもしれないけど、松尾スズキの一番勢いがあるころの作品。
ノリが会うなら是非是非このはちゃめちゃに巻き込まれてみて。
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