魔界探偵という響きにちょっと魅かれつつも隠しきれてないアブない雰囲気を醸し出しているロシアのホラーアドベンチャー三部作の1作目。
視力0.1の人が肉眼で見たらエレファントカシマシの宮本さんに見えそうな小説家ゴーゴリが殺人事件の捜査官の助手である書記官として怪奇事件の真相に迫っていく…。
見た目からして弱そうで実際めっぽう弱いゴーゴリがとにかく気絶→悪夢でうなされる→目が覚める~の繰り返しで「もうその演出おなかいっぱいだよ!」ってなってるところにさらにむりやり口に詰め込まれるように繰り返される気絶からの悪夢演出に若干うんざり…。
時代背景やら謎の黒騎士やらすぐ気絶しちゃう主人公という要素がジョニー・デップ主演の映画『スリーピー・ホロウ』を連想してしまうところにだけ目をつむれば世界観は悪くない。
世界観は悪くないんだからVFXとかじゃなくてもっと演技とかお話でがんばってほしいよぉ~…VFXってのもあのおばちゃんの唐突な超能力だか忍法影分身の術だかで忘れてたのを思い出したかのようにたたみかけてきた違和感がすごいのよ~。