「隣の芝生は青い」
子どもと旦那の世話で毎日疲弊していた女性が、向かい側のアパートの住民の暮らしを覗き見するようになる。
自分が持ち合わせてなくて羨ましがる相手にも同じように、相手が持っていなくて自分が持ち合わせているものに羨望の眼差しを注いでいることもあるんだなぁと。短編だけどストーリーがわかりやすくてメッセージがドンピシャで伝わる。
幸せかどうか他の誰かと比較することを覚えた瞬間、不幸せを覚える。手遅れになってから誰かに教えてもらう前に、自分が今囲まれている幸せに自分で気づいて実感し、大事にしていきたい。