通りすがりのアランスミシー

かぞくあわせの通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

かぞくあわせ(2019年製作の映画)
3.5
同じ式場が舞台で同じ主演コンビを使い、一日で撮影するという縛りで作られた実験映画。
実験映画にしても実験舞台にしても、「実験」の部分だけが先走って中身がお粗末な場合が多いが、本作は三本ともいい意味で普通に映画だった。
「左腕サイケデリック」と「最高のパートナー」はコメディタッチの短編SFでこの二本は互いに寄せようとしてのではないかと思われる。
三本目として上映された「はなればなれになる前に」だけが全くの異色。
カット数は極端に少なくロングショット主体でセリフも少なめ。
面白いか面白くないかで言えば面白くは無いがやりたいことはよくわかるし、ある程度成功していると思う。
ただ、40分越え(だったと思う)は長すぎる。この映画で語ることは半分の時間があれば十分だと思う。