Automne

ANIMAのAutomneのレビュー・感想・評価

ANIMA(2019年製作の映画)
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PTA×ThomYokeは控えめに言って最高、尊いです🥹
全編にわたって感性が爆発してたし、木の葉とゴミ屑の散らばる感じやレンズの光が虹のように入ってくる演出がトムヨークのアンビエントな音楽とマッチしすぎてたまらん。
「アニマとの出会い」はユングによれば「名工による"傑作"」らしい(Wikiなどを読み漁っててここが1番ぞわっとした)。それを敢えて正面から口には出さずタイトルにアニマとだけ添える奥ゆかしさやPTAとトムヨークの出会いそのものとしての暗喩など盛りだくさん。そして結局鞄なしで出会っちゃうふたりの感じとか、ストーリーとしてのズラしまで用意してあってまったく隅々まで抜け目ない才能であることよ(けれど難解すぎてここまで伝わるひとがどれだけいるのかと言われれば疑問)。
“男性の中にある女性性との出会い”が描かれている物語は、それだけでPTA作品の"愛するものに対する理想化された恋愛やロマンス"のようなテーマにも類似しているので、おそらく作り手ふたりの相性めちゃくちゃ良かったし本人たちもつくれて満足みたいな作品な気がしてる。つくってるときから楽しい作品ってシンプルに良いよね🥰Wiki見てて気づいたけどふたりともThomasなのちょっと面白い🥳
アーティスティックな方向性に全振りなので映画としての評価の対象ではない気がするけど、とにかく国立系の美術館のスクリーンで1日中流してて欲しいそんな作品です🫰❤️‍🔥
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