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ANIMAのaokazexのネタバレレビュー・内容・結末

ANIMA(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

「映像表現革命時代の映画論」にて、アニメーションと現実(いわゆる実写)の境目がだんだんと無くなってきているということを読みましたが、確かに過渡期になっているな!と思いました!

音楽に合わせて、動きや色で前衛的な映像をみせるというのは、アニメーションの得意分野だと思ってました(実際、湯浅監督の映像とかを思い出しました)。だけど、本作の映像表現はそうしたアニメーションの楽しさ、美しさを含みつつ、新鮮でフレッシュなものに仕上がっていたと思います。

あと、個人的に私が過去、社交ダンスをやっていたのですが、本作の三部目を観ることで、改めてペアダンスの美しさに気付くことができました。今まで、振り付けやフィガーの一種としてしか思ってなかったワルツやショーダンスの回転に、愛や円環を逆に感じ取りました。

そういう意味でも、自分にとって意義深い作品になりました。
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