ももん

クイーン&スリムのももんのネタバレレビュー・内容・結末

クイーン&スリム(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

あらすじから想像していた通りの映画だった。

ブラック版ボニー&クライドなどと言われてるが、今作は事件を起こす際の犯人側の否があまり無い状況でむしろ黒人差別社会や容易に発砲する黒人射殺歴のある警官が悪の発端と言える点が現実のボニー&クライドの逃走劇ロマンスとは違った点だ。

黒人に対して現実世界でも容易に暴行したりテーザー銃を使用してしまい時に死亡させてしまう事件が度々起こりその度に運動が起こるが改善しきれてない。黒人🟰ギャング、身体的に優れており凶暴で危険などといった偏見に浸かってしまっている警官が多くみられる。

逃亡劇中の微妙な男女関係から独特なコミュニケーションを経ての真のカップルとなるまでの描き方が俊逸である一方で、警官がこれだけ世間から叩かれ始めてるのに大勢で囲んで銃未携帯の2人の手が見えてる状態で緊張から発砲して女を射殺してその後抱き抱えてるだけの男を蜂の巣にするのは異常で悪徳警官の悪事の隠蔽に警察全体が行動したかのような陳腐な結末への持っていき方はご都合主義で安易に感じる。

結果2人はレジェンドとなった。

遺体の検視官のような役者がよく見えなかったが黒人で複雑な表情を見せてたらなお物語のメッセージ性が高まっただろう。
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