このレビューはネタバレを含みます
身に覚えがなくもないので思うことかも知れませんが、こうなってしまった二人において、とかく 愛 と呼びたがるのは男で、女は案外それを信じていないのかもしれないよ、と、思った
それに男は気付いているのかしら
もしくは逆もあり得るか、
ろうそくを前にするメイを見ながら、無理に愛さなくてもいいのに、と思ったけど、ただそうするしかないだけで、その、そうするしかない というのが、愛 と言えてしまうかもしれないが
愛の生まれるところ、のようなものは、垣間見たような気もする、或いは何も生まれていないか、最初からあったのか、もしれないが
愛なんて結局本人たちにしかわからないしとどのつまり誰にもわからない
だから、その人が愛だと思えば、それはもう愛でいいのかもしれないな、という気付き、
ドキュメンタリーとフィクション、どちらも徹底的にやることができていないように感じてしまって、入り込むのに難しかったが、傍観者として観ているのもどこか落ち着かず、
しかし、この映画においてどこまでが現実でどこからが作り物かなんて考えるのも野暮な気がするし、ただここに提示されたものを受け止め、咀嚼していきたい、と思った
@舞台挨拶
監督が、正しいとか間違ってるとか考えるばかりの世の中は苦しく.. という趣旨のことを言っていて、確かにこの映画にはそもそも正しさとか間違いとか感じられなくて、監督の言う 全部「本当 」が映し出された結果なのかと思い、
それにしても、『ひかりのうた』の舞台挨拶に続き根矢涼香とまたしても悉く意見が合わなそうでもはや笑ってしまった、
