スコアをつけるのが難しい映画で、レビューを書くまでに一週間経ってしまった。
映画としては、、どうなのだろう。ドキュメンタリーと見せかけて、演出やフィクションも織り込まれていて斬新だった。
とても個人的な記録ビデオを見させられて、しかもそれがかなり重いものだからずっとちょっと嫌な気持ちだった。
ただ、二人にとって撮ることはすがりたくなる希望で、それを映画にして人に見せることは二人の時間や想いを昇華させる為には絶対に必要なことなんだと思った。
私も、そこに確かに愛があったこと、しんどさがあったこと、二人の時間があったことを見ることができて良かった。
愛だけで全てが良くなることなんてないけど、愛があるという事実だけで強くいられる気がした。
あとは、上映後トークで死んだ父が好きだった曾我部が来て、一曲歌ってくれたのがとても切なくて、でも嬉しかった。
