ラリー・クラーク版、スタンド・バイ・ミーといったところか(笑)。相変わらずのシュプリームを思わせるスケボーカルチャーに、今回はラモーンズ風なロックファッションをぶつけてきた。そんな彼らの小さな冒険。移民で貧困街出身なため、様々な嫌がらせを受けるが、その野生の魅力で女性達にはモテモテで、、、。ある意味、スタンドバイミーを優等生とするならば、この作品はリーゼント頭の不良といった方がしっくりくる(笑)。これだけ若者の心情を理解できるのは、クラーク自身が今でも少年のような心を持ち続けているからであろう。KIDSとはまた違った、アメリカの青春冒険物語に興味がある方は是非。
