「AWAKE/アウェイク」では眠る事が出来なくなる人を描いていたがこちらの作品は眠ったまま起きない子供達を取材したドキュメンタリー作品です。
正式名称は生存放棄症候群(あきらめ症候群)。
患者がいる場所は限定的で本作ではスウェーデン、他にもオセアニアのナウル共和国でも症例があるようです。
特徴としては難民で今後どうなるのかがわからない状態が続いている子供達で、映画の中では何も出来ずただひたすら眠っている子供達が写されます。
生きる希望がなく不安により本能的に逃走した結果が昏睡のように深い眠りであったという事で、何も自分ではできないこの現状とご両親の切なく看病する姿にただただ涙しかありません。
少しでも早く永住権を獲得できて病気が回復する事を願ってます。
映画.com参照
スウェーデンの難民の子どもにあらわれる「あきらめ症候群」について、症状にかかってしまった子どもとその家族を追ったNetflixオリジナルの短編ドキュメンタリー。トラウマを抱えたまま難民としてスウェーデンにやってきた子どもたちは、国外退去になる恐れや先の見えない不安におびえ、そうしたつらい現実から逃れるため、時に何カ月にも及ぶ昏睡状態に近い状態に陥る「あきらめ症候群」にかかってしまう。Netflixで2019年6月13日から配信。第92回アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネート。
眠りに生きる子供たち
Life Overtakes Me
2019/スウェーデン・アメリカ合作