てる

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストのてるのレビュー・感想・評価

3.4
マカロニウエスタンと言えばこの監督セルジオ・レオーネ。らしい。というのも恥ずかしながら、この監督の作品はほとんど観てないのだ。
特徴的な撮り方をするなぁってのが第一印象だった。ものすごい目の寄りのカットを多様している。面白い。役者の印象が強いからこそできるカットだと思う。
尺が長かったし、流し観してしまったので、その為か、いまいち話が分かりにくかった。いや、わからないではないのだけど、所々わからなくなることがある。わりと単純明快な話しのはずなんだけどなぁ。
ハーモニカがカッコ良かった。チャールズ・ブロンソン、味のある素敵な役者だった。ハーモニカを吹くガンマン、影がありカッコいい。この手のハーモニカやギターを弾くようなヒーローの元ネタなのかしら。
最後にハーモニカの過去のエピソードが語られるが、その辺がやはりこの作品の見所だ。ハーモニカを吹いている理由、復讐の理由、そこでようやくこの物語が形を成したように思えた。そして、一騎討ちの早打ち。マカロニウエスタンには欠かすことのできないシーンだ。これを観るために観ているようなものだ。
長いのでもう一度観ようとは中々ならないが、機会があればもう一度観てみよう。
てる

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