あやの

ガリーボーイのあやののレビュー・感想・評価

ガリーボーイ(2018年製作の映画)
3.9
や~見応えあった!
めっちゃくちゃカッコ良かった。

ラップ音楽ものってストレイトアウタコンプトンしか観た事なくて、あれも観やすいと思ったけど今作は一番観やすいのでは。万人向けじゃないですかね。

個人的には最後のラップバトルよりも初レコーディング、そして何よりMVの歌と映像がめっちゃカッコいいと思った。そして響く歌詞。訳するのも気遣うだろうなとか思った。

しかしキャラが皆立ってる。
ヒロインはヤバい女だし泥棒猫?もややイカレてるし、悪友のあいつは一番アツいし、母も父も大事な役割だし、
でも何よりシェールがめちゃくちゃカッコ良くて惚れるしかない良いやつ。

さっきからめちゃくちゃカッコ良いしか言ってなくて語彙力無さすぎて悲しいですが本当の事なんで…。

ラップが生まれて爆発するにあたってこれ以上なく納得できる境遇。全員理不尽と戦ってる。
インド映画でよく見られるけど、子供は父に不満を感じる反面、母の愛は感じて受け入れ讃えているんだなぁと。
でも父だけが悪い、とかじゃなく少し背景や多様性をちゃんと描いてるのも好印象。(ヒロインの父は理解ある方だし、シェールの母は良く描かれてないし、ムラドの父も悪者に終わらない。)

YouTubeとか世界とすぐ繋がれるSNS文化って当然煩わしいばかりじゃなくて、夢と希望に溢れてるんだなと前向きに捉える事ができた。
あやの

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