このレビューはネタバレを含みます
日本では想像もつかないような過酷な日常を過ごす主人公が鬱屈とした感情を音楽にぶつける姿は、主人公を縛る幾つものしがらみから本当の意味で解放された感じが伝わってきて爽快だった。
ヒップホップは造詣も深くなければほとんど聴かないジャンルだったけど、この映画ではシナリオとの親和性が高いおかげか不思議と聴き入ることができる。(字幕の和訳でもちゃんと韻を踏んでるのが地味にスゴい)
音楽映画は曲ももちろんだけどストーリーも大事だよなあと改めて。
わかりやすいサクセスストーリーで主人公のこれまでを考えるとこれ以上ないハッピーエンドなのに、相手の女の子は束縛がエグすぎて普通に音大の子とくっついた方が長く続きそうとか思っちゃったのは内緒。