ももさく

最初の晩餐のももさくのレビュー・感想・評価

最初の晩餐(2019年製作の映画)
2.6
病院の食堂でラーメンをすする姉と弟…。

父親が死んだ。

仕出しが届かないので美也子が電話してみるとキャンセルがされていた。キャンセルをしたのは母親のアキコ…。

母親が最初に出した料理、それはチーズが敷かれた目玉焼きだった…。


      【東一家と親戚】

東麟太郎(染谷将太、牧純矢、外川燎)末っ子で素直。

東美也子(戸田恵梨香、森七菜)長女。気が強い。

東シュン(窪塚洋介、楽駆)長男。大人しめだが言う事は言う。

東アキコ(斉藤由貴)母親。

東日登志(永瀬正敏)父親。

他→東盛一(池田成志)東ナオト(大迫芽生)。

その他出演者→木村善男(菅原大吉)北島康介(カトウシンスケ)小畑理恵(玄理)井住(山本浩司)小野寺法正(小野塚勇人)拓二(奥野瑛太)床屋のおじさん(諏訪太朗)三岡(声のみ)(平原テツ)木村信子(渡辺杉枝)木村健男(西原誠吾)木村仁美(美智)北島美姫(堰沢結愛)北島大輔(潤浩)葵(塩沢結由)医師(岩谷健司)アキコの元夫(山本修夢)食堂の店員(真下有紀)杏子(東野瑞希)小学校の先生(大辻賢吾)台風中継のアナウンサ(声のみ)(千広真弓)。


       「どうしたと?」

どんな内容かは、よく知らないで見ました。家族の関係性が良くなったり悪くなったり、何だかよくわからなくなるし血の繋がりとか、なにがどーした!?って気になる事が見ていくうちに出てきて謎解きみたいになってくる。でも、その疑問は、どーって事ない。

とにかく食べ物が結構出てくるけど、どれもが美味しそう!って訳でもない。

ボーリング、盲腸、白と赤と合わせ、焼き芋、秋刀魚、授業参観、あとみよそわか、山登り、だっちゅーの、5年間、犬、喧嘩、軽トラ、写真、ピザ、台風、絵とメモ、バッチリですも印象的。

〜と、なんぞ、あると?、しとるん?、やったん?などなまりがある。

窪塚洋介が出てるって事で見てみたのもあるけど、いつ出てくるんだ!?って感じでしたし、ちょい役に近い感じにもかかわらず圧倒的な存在感!。後、斉藤由貴がこの役にピッタリ〜とも思いました。

この作品では父親の本来は何が好きだった嫌いだったかが分かるからいいけど実際分からぬままの人も多いのかもしれないな。だって、みんなが血がどうとか関係なしに一緒に暮らしている人の事をちゃんと知ってるか?コミュニケーションとれてるか?私も身内だからこそ、コミュニケーションが取れない部分あるし。

でも、良いよね、死んでからでもなんでも死者の“本当”を知れたんだから。

最後に出てくる食べ物が私は一番美味しそうに見えて、1人でこの作品見てたんですけどつい、おいしそっ!て言葉がでちゃいました。すき焼きにアレもかけてみたくなった。

大人になれば秘密にしてた事をいつか話すことも、あり得るけど話さない事で全てがスムーズにすすむならば私は話したくないし聞いて不快になる事なら知りたくもないですけどね。

父親役の永瀬正敏を久々に見たけど、すっごく太っててビックリしました。彼が出てる作品で見たのは「あん」と「さくらん」くらいなんで。それに小泉今日子の元旦那さんってイメージが強い。

普通の家族ばかりじゃないし、こんな複雑な家族も実際いるのかもなぁ、複雑じゃなくても普通の家族だろうが絆や繋がりが強いって訳でもないですよ?って言いたいけど。

まぁ見なくて良かったとは思わなかったしつまんなくはないってくらいの作品でした。

「2人には理解してもらえないかもしれない」

  「家族って何?家族って何なの?」

       「後悔してないの」
  
  「俺達は互いに知らない事だらけだ」