内臓マン

死刑台のエレベーターの内臓マンのレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
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初心者二百十四作品目!!!

【概要】
レンタルビデオで視聴。

【感想】
かっけし!かっけし!
初ヌーヴェルヴァーグはルイ・マル!

洗練された無駄のない映像の中に光る俳優のオーラ、たまんないです。
これがルイ・マルか!
キャラがめちゃくちゃ立ちますね。
凄い…、絵画みたい…!

映画の進行度に合わせて陰影の使い方とか色々変えてて面白かったです。
最初は明るめから始まって、最後なんてもう真っ暗でしたね!(笑)
いやはやかっけし。
モノクロ時代の撮影は現代と大分違ったんでしょうね。

そんでやっぱ音楽ですよね。
冒頭から怒涛のマイルスマイルス〜!
これとルイ・マルとが合わさったらもう絶品も絶品よ。
ハンバーグカレーですわ(?)
使いすぎてないのもいいですよね。
ここぞ!という時だけに使うことでシーンをかっこよくして印象づけさせてる。

印象づけるという点ではめちゃくちゃ上手いですよねこの監督。
上記のキャラもそうですけど、キーアイテムとか街並みとかよ魅せ方がまぁ〜上手い。
ネオンが光る街で電話中にクロワッサン食いながらジャズ聞きたくなりますね。
特にクロワッサンが異常に欲しいですね深夜に見たから。

ストーリーとか演技は大分淡々としててそれもまたいい味。
つかそれがかっけし。
所々「!?」な面はありましたがそれもまたいい味。
見やすいけど見づらかったですね(笑)
脚本が普通に面白いんですが、テンポ感がかなり独特で変態的なんすよねー。
まあしょーがないな。
ヌーヴェルヴァーグだから許そう。
このジャンル防御力高ぇ。

ジャズ好きな方、モノクロ映像美に浸りたい方、かっけし!な映画見たい方は是非是非の是非。

【終わりに】
ヌーヴェルヴァーグ、次は「勝手にしやがれ」!
内臓マン

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