ずっと見たかった作品。
やっと見れた。
しょうがない。
なにげないこのセリフから始まり、アルプススタンドのどこにでもあるような席で起こるほぼ4人の会話劇は展開していく。
しょうがないという言葉。今までどれだけ言ってきただろう。そんなたった一言でどれだけ投げ出してきただろうか。いくら他人と比べても自分とは全然違うのに、他人の目が気になる。そんな視線が気になり、今までどれだけ諦めてきただろう。
そんなことはなんの価値も無いのに。
劣等感やコンプレックスに苛まれる必要はない。そんなことをこの物語の高校生に教えられたような気がする。