ねこまるキャット

アルプススタンドのはしの方のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

3.7
『応援』×『会話』
野球のルールに詳しくない女子生徒を中心に、野球部を応援しながら進む"会話劇作品"。

野球している様子は一切映らず、観客席から応援してる登場人物をひたすら見る構成。

"応援"という集団心理でハイになり、人間関係のわだかまりがとけていく面白さ。
経験した事ある人は、思春期青春あるあるとして楽しめると思います。

逆に経験した事ない人は、全く共感出来ず何の時間を過ごしてるのか不明という気持ちになるかもしれません。

それぐらい極端な作品。

野球観戦でなくても、体育祭の謎の団結力でクラスメイトのリレーをやたら本気で応援するあの気持ちを思い出せます。

夏の昼にガリガリ君でも食いながら見るのが最高の映画。

1時間ちょっとという尺が丁度良いので、未鑑賞で興味があれば是非🐈