高校野球の試合応援での、アルプススタンドのはしの方に集まった学生たちの悲喜交々。
目の前で試合をしているもののそれは映らず、タイトル通りのワンシチュエーションもので、全体的に舞台みたいだなと思ってたら元々はそうだったみたい。
甲子園の設定だけどどう見ても違う、吹奏楽の当て振りが雑、真夏なのに全然暑そうじゃない、なんだかエキストラがエキストラっぽさ全開など、いかにもな作り物感は気にはなった。
しかしながらキモは高校生たちの会話劇なので、映画にするために飾られた部分がちょっと良くない方に際立って見えてしまったんだろう。
その会話劇も、いかにもな台詞口調を含めて全体的に今一つ盛り上がらないように感じたけど、個人的にはよく知らないキャスト陣が新鮮で、短めの時間もあって最後まで退屈せずに観ることが出来た。
こうなると、映画にするほど好評だった舞台版を逆に観てみたい。
