このレビューはネタバレを含みます
高校演劇の空気感が全体から漂っててとても良かった。
会話の中から見つけたきっかけを抱えて、一人一人気持ちが変化して、物語が動き出していくのはワクワクする。
『真ん中は真ん中なりにしんどい』
というセリフが個人的に頭に残っている。
『全部努力して、結果が欲しいって思うことって間違ってるかな』
と問いかける言葉は何も間違っていないのに、スポットライトが当たるのはそういう人ではない。
真っ当に生きているその他大勢に向けられた言葉だと思うし、スポットライトが当たらないながらも、青春は確かに存在してちょっと泣きそうになった。