アルプススタンドのはしの方の稀のレビュー・感想・評価

アルプススタンドのはしに集まった陰キャの４人が高校野球の熱量に当てられて声を出して応援するまでの話。前半は高校生らしい細かやでしょうもない会話がリアルで楽しかったが、中盤で物語が動き出してからは感情の振れ幅が極端になって、ラストの盛り上がりの時には冷めてしまった。敢えて試合を映さないというスタイルが前半では青春の端っこを表していてよかったが、後半は試合にのめりこんでいくのに試合を映さないというのが不自然になっていった。