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アルプススタンドのはしの方のShokoのレビュー・感想・評価

3.3
〖アルプススタンドのはしの方〗(映画/日本/2020)



『夏の甲子園1回戦。夢の舞台で戦う選手たちを観客席の端っこで観戦しているさえない4人。演劇部の安田と田宮、元野球部の藤野、帰宅部の宮下。熱血教師・厚木の応援を冷めた目で眺めていた彼らの想いは、先の読めない試合展開と共に次第に熱を帯びていく』

フィルマークスのなかよぴフォロワさんがおすすめ平井亜門くん映画教えてくれたので観た。
え、これ2020年ってことは4年前?平井亜門くん23歳とか4歳とかそのへんってこと?最初に出た時の横顔のカットあまりにもピュア。リアル高校生すぎて嘘でしょ。
平井亜門くんってだけで観たけど監督城定秀夫か。てか恋のいばらしか知らないくせに言うけど、なんかわかる、キャストのビジュアルが。好きそう。
本当に邦画の知識なくてこういう感じの日常っていうか普通の人たちの話をこの数日立て続けに観てやっとちょっとわかってきた。なんか普通を作ろうとしてるなということがわかった。わかったんだけど、なんでわざわざ普通を作るんだ???となり、やっぱりこういう種類の映画を観る才能が欠落してる。
なんとなくくすくす笑えることは笑えるんだけど、もういっそこんな最後盛り上げずとも最後まで普通の人たちの可も不可もなさそうな話でもよかったのにって思った。
平井亜門くんって本当に普通の人の演技はちゃめちゃにうまいな?!と思った。普通の人じゃない役をまだ観たことがない、いやでも先輩の役は普通ではないかも。そう、連日普通の人の役をやる平井亜門くんが出る普通の世界の映画を観ているので、茶道部の顧問の先生のお芝居感というかそういうのが気になったり、メインキャラの子たちはともかく吹奏楽部の嫌な子たちが最後熱くなったりするのは、いや普通だったら嫌な子達って最後まで冷めてることない?ってなったりした。
でも甲子園の話なのに野球シーン一切出ず、ほぼワンシチュエーションって面白いなと思った。
私も完全にはしっこで冷めた青春を過ごした側の人間なので、わかるな〜と思ったけど、全然戻りたいタイプの青春でもなかったので、なんかそっかーって思ってたら終わった。
平井亜門くんの映画、ほとんどが90分以下で終わるのでさくさくっと観れてありがたいのなんのって。
なんか毎日知らないタイプの映画観てて楽しい、知らないこと本当まだまだめちゃくちゃあるわ。映画ってすごいね。
てか今調べてて知ったけどこれ元々舞台な上に、舞台も平井亜門くんがやったの?!そんなの死ぬほど観たかったが…私はなぜいつも何もかも知るのが遅い…アホタレが…

(61/おうち映画40)
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