グリパス

フォロウィングのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

フォロウィング(1998年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

長編一作目でこの完成度はレベチすぎる
時系列が無茶苦茶パルプフィクションのサスペンス版みたいな映画だった
荒唐無稽な時系列のぐちゃぐちゃじゃなくて軸に則った3軸で物語が展開して脳を刺激させてる感覚と画面の特徴的なものが点と点として繋がっていく気持ちよさがあった
主人公は作家志望で街中にいる人の人生を知りたくて尾行をしコッブは盗みに入ってその人の人生を知ろうとするこの2人の癖は犯罪を通して人を知ることに一貫して話が進むがコッブは最後殺し屋とわかって主人公が刑事に自分が犯した犯罪を話している過程でコッブを知ると言う皮肉と罪を全部被されたオチは見事だったし散りばめられた伏線と時系列が重なった時は鳥肌がたった
歩いてる人にこの人にも人生があるんだよなって一回は考えたことあるから共感してしまった
時系列が1軸になった数分はやっぱりこの映画の面白さはその無茶苦茶さなんだと思いながら若干そこら辺は引っかかったな
モノクロだからこそノワール風の雰囲気出て良かった
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