うーん、主人公の作家志望というパーソナリティが死んでるような気がする、もちろん初っ端の動機づけにはなってるんやけど、以降の彼があまりに間抜けすぎるような
あの小悪魔的な美女も結局何を求めていたのか、どうしたかったのかがいまいちわからない、ただ退屈してたってだけにしては無駄にリスキーなことに突っ込んでるしな
モノクロや撮影スタイルは然り、会話(部屋から何を盗むのか、など示唆に富むパート)からも古い犯罪映画、ハードボイルドな雰囲気が濃く出てた、でも特別秀逸かって言われるとそうでもない気がする
DVD特典のクロノジカル・シークエンス再生ってやつで順番を正してザッとみてみたけどだいぶ平凡な感じの印象になった、これって逆にいうとやっぱりノーラン監督の編集センスが卓越してるってことでもあるのかな
