ホドロフスキーによるセラピーをいくつか詰め込みました。
優しく過激な超現実的詩的世界を身体性に持ち込んだ治療法。
女性性のコンプレックスに対して経血で自画像を描くなんて…
男女共に裸体が出てくる…
ここに出てくる被験者たちは、怒りや悲しみ、後悔といった表層の感情に取り憑かれている。
そのような意識が自身の行動を決定づけていると思っている。
しかし実際に人を動かしているのは、もっと深い、無意識か…
"セラピー"が具体的になにを指すのかは人それぞれですが、ホドロフスキーのサイコマジックはわたしにとって大変納得感のあるセラピー。過去作のシーンとサイコマジックを照らし合わせた説明もありとても良かった。
>>続きを読む思いのほか納得できるいい話だった!
サイコマジックのやっていることは、人間が現状抱えている目に見えない負の状態を、何か把握できる形に可視化させ、それが浄化されるところを見届けて体感することなのかなと…
解放は、思考によって行われると信じている。そのために芸術が存在しているとも。
だからサイコ・マジックについては、懐疑的な見方をしている。さらに、精神分析と同じような原因の追求にも意味がないと思う。…
サイコマジックは行動することで無意識に作用する
こういう行為って実は本質的に人々に必要な行動であるんじゃなかろうか。母性と父性に挟まれて。母体の中にいた時の記憶を模した行為。へその緒をと思われる紐を…
心の治癒という詩的行為には言葉が要らない
忌み嫌うものやトラウマと告別して、自分の一部として認めて昇華すること
かつてリアリティのダンスを読んだ時に飛び降りる事で自分という肉体から解放されて救われる…
©SATORI FILMS FRANCE 2019 ©Pascal Montandon-Jodorowsky