とぅ

ホドロフスキーのサイコマジックのとぅのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

重めな話を真顔で軽快に吹っ飛ばすホドロフスキー節。
気づけば信者になってる、、
本当面白い人だなあ。

目を背けていることを真正面から具体化して経験することで得られる爽快感みたいなもの?
現実の自分を受け入れる儀式みたい。
頭の中でだけだんだんと大きく膨らんでく闇は、体験してみれば実は大したことないんだぜ、と言われるような。
頭じゃなくて体で。
これまでの作品から度々感じられたホドロフスキーの熱意、意欲、目的みたいなものがより具体的になった。
その人らしさをさらに誇張するやり方。
仮面を被せるんじゃなくてとことん引き出す。それでいいんだよなほんと。

月経の血で自画像を書いて銀の額縁に入れて飾れ、、。真顔で言ってるし本当にやってるのがなんとも愛おしい、、🥹
知れば知るほど好きになる!
バカらしいようだけど自分を認めるってそれくらいのことなのかも。
醜いとか欠点と思っていることこそ自分で、それを曝け出せることが強さってことなのか。
髪を切るシーンや裸になってることが多いのもその儀式の象徴なのかなあ。
とぅ

とぅ