skipシティ国際Dシネマ映画祭2019 国際コンペ 審査員特別賞
タリバン怒らせ命狙われた監督とその家族の亡命道中記録。基本スマフォ3台で撮られた作品にして、現在監督及びご家族はドイツだかで亡命審査中。そんな訳で作品は各国映画祭で上映&受賞してるも監督は国外出れない状態なんだとか。
欧州への難民といえば過酷な道中と過酷な難民キャンプの日々を予想も…あらら？
確かに過酷な道中描写もあるものの基本は家族の日々、苦しい時、幸せな時の記録。 娘ちゃんの映像(結構多いんだ)は可愛くてたまらない、言い方悪いが、ちびまる子のたまちゃんのお父さんと通じる親バカ。失礼、親の深い愛情を感じる。
亡命申請を拒否されあぶない祖国へ戻る、祖国から脱出、業者に騙された等々の行動部分より、難民キャンプ地での待機、行き着いたトランジットゾーンなる監獄のような収容施設での日々… 止まっている時間に重点が置かれてる。退屈な日々に耐えきれぬ娘ちゃんが心痛い。
と同時に監督の映像作家としての葛藤、正直すぎる独白が胸打つ。 兎に角、娘ちゃんが無事で本当に良かったよー あそこちょっと涙出た。
