にょいりん

ソワレのにょいりんのレビュー・感想・評価

ソワレ(2020年製作の映画)
3.0
ドキュメンタリータッチの冒頭から主人公達二人の逃避行へ移り行くオープニングテロップが出る数十秒はため息が出るほどに美しい。
物語に目新しさはなく、むしろだいぶ不自然ではあるけれど、かつてのATG映画を思い出させるような表現を試みているようにみえる。ただ逃避行というシチュエーションにしては不自然すぎる展開がどうしても気になってしまった。主人公達が中学生とかならば納得できるけど、大学生ぐらいの年齢でこれはさすがに。。最初から完全にファンタジーとしてみれば良かったかも。
その中で、芋生悠がスゴく可愛いとかキレイとかでもないのに、徐々に輪郭がはっきりしてゆくような存在感で素晴らしかった。