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SEOBOK/ソボクのkazataのレビュー・感想・評価

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)
3.5
"徐福=ソボク"とは秦の始皇帝に仕えて不老不死を研究していたとされる人物……なんて偉人伝的なことは置いといて、韓国が誇る大人気イケメン俳優コン・ユ×パク・ボゴムのW主演SF&アクション&ヒューマンドラマ&義兄弟映画をウォッチ!
(最近ドラマ『トッケビ』&『君を憶えてる』を見たこともあってこのW主演は胸熱!)

遺伝子操作で生み出された不老不死のクローン人間の徐福(ソボク)=パク・ボゴムは超能力まで備わった無敵キャラで、そんな彼を移送する仕事を請け負った元国家情報院のギホン=コン・ユが、ソボクと行動を共にする中で"生きるとは?"的な哲学的な命題にぶつかる物語。
(自分の中では未だに"コン・ユ=トッケビ=不老不死"のイメージだから「ソボクの気持ちは即理解できるだろ!」とツッコミ不可避…笑)
(『君を憶えてる』を見た後だとパク・ボゴムの無感情キャラが増幅されて良き!)

(タイドラマ『ギフテッド』でフィアットくんが演じたコーンと同じく)"永遠に続く時間"に苦しむソボクのアイデンティティに関する苦悩が切ないのと、(過去のトラウマによって)生きていることが辛いんだけど"それでも生きる"ことを必死に体現するギホンの胸熱義兄弟関係に素直に感動しました!

冒頭15分尺で物語の概要説明をテンポ良くこなし、総尺90分でエンタメ作品としてきっちりまとまっているのが何よりも良きだし、ブチ切れて能力発動のソボクの無双っぷりもスカッとして良き!
(これは少年漫画的な胸熱展開だよね)
(自分がもしプロフェッサーXだったら……映画『テルマ』のスーパー少女テルマちゃんと同じくソボクも即スカウトだな)

でも……
(邦画でもありがちだけど…)ソボクが涙を流すシーンは「ここぞの一回だけ」にした方が感動できるんだってば!
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