トイプー

SEOBOK/ソボクのトイプーのネタバレレビュー・内容・結末

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

コンユさんとボゴム君の作品なので通算8回劇場で視聴。

自身だけで無く人類にも永遠の命をもたらすクローン、ソボク。
純粋無垢な表情の中に儚さが漂うソボクと、余命僅なギホンが任務を遂行していく過程で変化していく内面が見どころです。

ギホンの命の期限が迫まり、心身共に追い詰められていく様やソボクに対し移り変わる情愛と緊張感漂うアクション。

俗世界への興味津々なあどけない表情や人間への憎悪がソボクの目によって見事に演じられていて2人の演技力の高さが輝った。

ただ、作品としての内容は今一つというところ。 

最後に何故お互いを庇いあいながら、あの場所で2人共絶命する結末にしなかったんだろうと疑問だったが、ラストシーンでギホンが海で立ち尽くしていたリュックにはソボクの(イム·セウン博士のも?)骨が入っていて、それを聖堂に納骨し、家族を一緒にしてあげるという役目を持たせたのではないか?と推測しているのを聞き、その考察は深いと思った。
ボゴム君の目で語る演技はいつも凄い!
トイプー

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