このレビューはネタバレを含みます
狂っているのに、可愛いと思ってしまった。
黒須くんは覗き魔だし人の食べ物勝手に食べるし、宮市さんは次々に人を殺す、到底理解できない2人だったけど、この映画の感じは結構好き。
福原遥ちゃんの可憐さと可愛い声が、宮市さんの狂気を余計に引き出してて、ぞわぞわした。恐ろしいのに美しくて、黒須くんがどんどん宮市さんに惹かれていくのがわかった。
恋人のために変わるか変わらないか、
殺人はさすがにだけど、誰にでも直面することだと思う。
宮市さんは変わらないし、僕は振り回されるし、僕のこと必要じゃないけど、僕に宮市さんは必要だから
って言葉がなんか良いなぁと思った。
最後に殺しをやめると言ったのは、宮市さんにとっても黒須くんが必要な存在になったからかな
いつか殺す、という繋がり方はやっぱり理解はできないけど。なんだかこのハッピーエンドを受け入れられてしまったのが少し怖い。
あと江口のりこさんの存在感!すてき!