みゃっち

映画ドラえもん のび太の新恐竜のみゃっちのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的ドラ映画No.1
恐竜がテーマのドラ映画。新とは付いているがリメイクでなく完全オリジナル作品。
所々にのび太の恐竜2006のオマージュがある。(マグロの刺身やボール遊び、翼竜に襲われる等)のび太の恐竜2006を観た後だとピー助を思い出しぐっと来るシーンが多い。そして、ピー助の再登場で涙腺崩壊してしまった。
今作のキーワードになるミッシングリンクも丁寧に伏線を散らばせていて素晴らしい。序盤で博士のミッシングリンクの発言、場面が切り替わる際の鳥の描写(爬虫類から鳥類の進化を暗示)、のび太がキューを抱き上げたとき温かいと発言(爬虫類は変温動物だが鳥類は恒温動物)
キューが最後に羽ばたくシーンで大号泣。今まで羽ばたきのせいで飛べなかったキューが羽ばたくことで飛ぶようになりそれが進化に繋がった。生物の進化においても強弱だけが進化するのでなく、環境に適応できなかった敗北者やはみ出しものこそが進化の歴史を作った敗北者の進化論も素晴らしい。またそれこそが自分の中ののび太を勇気づけてくれる。
ドラ映画としてラストも余韻を残す素晴らしいラスト。
主題歌、テーマ、ストーリー、ラストすべてが100点。
みゃっち

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