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グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダルのmaasaのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

有名だけどイマイチ概要が掴めないケンブリッジアナリティカ問題が気になって見たが、あまり深掘りされていない印象で期待外れだった。

CA社は単にクライアント企業の求めに応じて、個人情報を使ってSNS上に広告を出しただけのようにも見えたので、その個人情報の収集や利用が各国の法規制や各プラットフォームの利用規約に違反していたのか、故意にフェイクニュースを流すなど何か明確な問題行為があったのかは描いてほしかった。

そこが描かれていないので、ブレグジットや米大統領選の結果、ビックテック、SNS広告が気に食わない勢力が作った、それらになんとなくネガティブな印象を与えるための作品という風にも見えてしまった。(啓蒙的な意義があるのは理解できるが。CA社の被告発者側のコメント全体的に真っ当にも見えたし。)

個人情報を使ったSNSでの広告は広く行われている一般的な行為だが、なぜCA社だけがクローズアップされているんだろう感。米大統領選後のタイミングで、SNS広告の影響力の強さ、仕組みが大衆に認知されたということかな。
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